【新】転職サイトの活用方法
現代の日本では「転職」が当たり前の光景としてあちこちで見られるようになった。
人が入れ替わることで会社に新たな文化が生まれ、様々な変化を繰り返しながら成長していく。
私自身も現在勤めている会社は3社目で、2回ほど転職経験がある。
この間何年かぶりに転職サイトを見てみたのだが、以前とは違った様相に驚いた。
というのも、今までは年収や転勤の有無などが条件として並んでいた印象が強かった。
だが今はUターン就職やワークライフバランスを謳ったPR文が目立つ。
いいかえれば「家族や身内」より「個人」に重きを置く視点に変わっている。
こうしたことはすごく大きな変化だと思う。
今回はそんな転職サイトの活用方法について提唱してみたいと考えている。
【目次】
転職サイトの活用法
会社員編
①いろいろ業界に関する知識を得る
自分が働いているのはどんな業界なのか。
同業他社はどのいった働き方をしているのか。
全く異なる業界ではどんな仕事があるのか。
雇用の条件はどうか。
普段からいろいろな業界や会社に関する情報を仕入れておくことで、今後転職する際の軸として活用することができる。
②起業へのヒント
例えば「Uターン」という言葉。
サイト上でピックアップされている、
ということは多くの人々が関心を抱いているということなのだ。
Uターンってことは、最近は都心部ではなく地元で働く人が増えてきているのかなぁ。。
→地元でリモートワークで働く人のためのプラットフォームを作ろう!
このようにサイト内の情報を分析することによって起業のアイデアが生まれるかもしれない。
単なる会社員としての視点だけでなく、今後ビジネスとして自分が会社を興していく場合、大きな情報源となる。
人事担当者編
①働き手のニーズの把握
「2週間以上の連続休暇」というのは以前はあまり見かけなかったが、最近は働き手のニーズとしてこうした制度を取り入れる企業も増えてきている。
(国内に外資系企業が増えたことで、働き方そのものが変化しているのかもしれない)
近年の日本では働き手が少なく「売り手市場」が叫ばれている。
こうした状況下でいかに労働者にとって働きやすい環境を作れるかが重要となる。
人事担当者もどういったニーズがあるか把握しておかないと、優れた人材をみすみす取り逃してしまうことになりかねない。
学生編
就活生に留まらず、小・中学生も今のうちから目を通しておくべきだと考えている。
親御さんも子どもと将来のことについて話す機会があるなら積極的に見せた方がいい。
なぜならここに今の日本の大人たちの労働環境が集約されているからだ。
労働者は会社に何を求めているのか。
会社はどんな条件(給与、勤務地 など)で労働者に働いてもらいたいのか。
子どもにはまだ早いというのは大人の勝手な思い込みにすぎない。
将来の自分の姿を想像しそこから逆算して考えることで、自分にどんなスキルが求められているのかがわかる。
そうやって長期的な視点で見ることができれば「勉強」との向き合い方も変わってくる。
最後に
以前と比べると働き方はますます多様化し転職はもちろん、個人事業主として会社に縛られない生き方も許容される時代になってきている。
選択肢は増え続けているが便利になったものだと楽観視してばかりではいられない。
特定の会社に依存しない代償として個人の責任が大きくなっているようにも捉えられるからだ。
どんな働き方をするにしても、自分が何をしたいのか(何をしたくないのか)を明確にした上で強い意志を持って突き進んでいくことが重要だ。