金融商品を手放すべきかについて考えてみる

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世界中で流行している某ウイルスの影響によって手持ちの現金を増やしておこうという動きが広がっている。

経済の流れが悪化し今後の見通しが立たなくなることによって、株や債券などの金融商品の価値が大暴落。

こうした状況下では含み損が大きすぎて塩漬け状態になっているか、或いは損切りして膨大な損失を被っている方が大半かと思われる。

市場が混乱する中、現金預金を除く金融商品を手放すべきか考えあぐねている方も多いだろう。
あくまで一投資家の見解にすぎないが、私自身がどのように考えているか記しておきたいと思う。

目次:
1.株
2.保険

1.株
私自身も数十万単位で含み損を抱えているが、そのまま持ち続けることとする。
理由は2点。

①暴落の原因がはっきり分かっているため。
→解消の目処は不明瞭だが、原因が分かっていればある程度予測をつけてコントロールすることは可能。

②長期的な視点で見たときに一時的な下落にすぎないと考えているから。
→短期間で大きなリターンを得ようと思ったらそれなりのリスクを覚悟しなければならない。
ただ私の投資の目的は長期にわたって資産を築くことにある。経済には波があるから大きく下振れしている時だと考えれば良い。

また副次的な理由としては、今回の大暴落を耐え忍ぶことの出来る経営体力のあると判断した会社から株を購入しているといったものもあるが、今後の会社の舵取り次第なので根拠としては薄い。

2.保険
こちらもお金を殖やす目的で終身保険に加入しているがそのまま保有しようかと考えている。
理由は2点。

①元本割れのリスクがほとんどない。
(イメージ図参照)
→契約時、保険会社から保証内容や期日、受取金額が明確に約束されているため、会社そのものが失くならない限り株や不動産などと比べるとはるかにローリスクだと考える。

②現時点で現金化するメリットがない。
→せっかく積み立てているのに中途解約すれば大きな損失を被ることになる。
加入時より年齢が上がりかつ利率が下がっている状況で、今後再加入するのは容易なことではない。
また払済保険などに切り替えてしまうと当初狙っていたリターンが得られなくなる。
社会不安から現金を手元に置いておきたくなるのは分かるが、周囲の多数派に流されて現金を過剰に保有する必要はない。
何か次善策があれば良いが、何の策もないまま感情論で解消してしまうのは投資家失格だ。

以上

人それぞれ考え方は異なるので様々な見方ができるかと思う。

大事なのはこういう時に【自分の考え方の軸をぶらさない】こと。
周りの余計な情報や意見に流されてしまい迷走してしまうことだけは避けたい。
自戒も込めて。。

早くこうした情勢が収まってくれることを切に願っている。