オンライン合唱・合奏練習のためのツール

f:id:donkihotate:20200429142525j:plain


現在、世界中で蔓延する感染症への対策として音楽活動に強い規制がかかっている。
そういった中でもなんとか活動を続けられないかといった想いから各地で様々な試みが為されている。

今回は無料でできる【NETDUETTO β2(YAMAHA)】※というオンライン合唱・合奏練習用のツールについて紹介してみたいと思う。
※2020年秋頃に「SYNCROOM」という新サービスに移行予定。その際には再ダウンロード必須とのことなので要注意。

 


NETDUETTO β2とは

 YAMAHA無料で提供しているネット上でリアルタイムにセッションができるツールのこと。
通称"ネットデュエット"と呼ばれる。
合唱練習はもちろんのこと、合奏にも向いており仲間同士で気軽にセッションを楽しむことができる。

 

推奨環境

 ①OS

Windows10(64bit) / Windows8.1(64bit) / Windows 7(64bit/32bit) / High Sierra(10.13) / macOS Sierra(10.12)

②CPU

2GHz以上

③メモリー

4GB 以上

ISP

IPv6 IPoE方式によるIPv6接続サービス
IPv4 PPPoE方式によるIPv4接続サービス

※今後Ver.によって変わる可能性あり


ダウンロードの手順

※Windows10 64bitのPCでダウンロードした場合

①「https://www.netduetto.net/」へアクセス
②ダウンロードタブを選択

f:id:donkihotate:20200429130304p:plain

③自分のPCのOSを確認し対象の「DOWNLOAD」をクリック

f:id:donkihotate:20200429130417p:plain

④「ファイルを開く」を選択

f:id:donkihotate:20200429132550p:plain

⑤「NETDUETTO」を選択

f:id:donkihotate:20200429131112p:plain

⑥「次へ」を選択

f:id:donkihotate:20200429131221p:plain

⑦「同意する」にチェックをつけ、「次へ」を選択

f:id:donkihotate:20200429131430p:plain

⑧参照するファイルに変更がなければそのまま「次へ」を選択

f:id:donkihotate:20200429131730p:plain

⑨「次へ」を選択

f:id:donkihotate:20200429131806p:plain

⑩「インストール」を選択

f:id:donkihotate:20200429132736p:plain

 ⑪「閉じる」を選択

f:id:donkihotate:20200429132135p:plain

⑫これで完了!デスクトップにアイコンが出るので選択してみよう

f:id:donkihotate:20200429132353p:plain

 ↓開いてみるとこんな感じ!

f:id:donkihotate:20200429133019p:plain

利用方法

①ルーム名とパスワードを決めて「ルームをつくる」を選択

f:id:donkihotate:20200503153836p:plain

②参加メンバーにルーム名とパスワードを周知し、ルーム一覧から入室してもらう

f:id:donkihotate:20200503155120p:plain

f:id:donkihotate:20200503155403p:plain

 

簡単な用語解説

①インプット

自分のマイクや楽器から出ている音のボリューム調整ができる。

②オーディオプレイヤー

mp3やWAVファイルなどの音声ファイルを再生できる。

音源に合わせてセッションする時に使う。

③マスターアウト

メンバー全員の音が全て混ぜ合わさった音が出力される。

こちらもボリューム調整可能。

Twitter連携

 Twitterのアカウント名・アイコンと同期させることが可能。

※連携内容によってはルーム作成時などにTwitterで自動ツイート

されてしまうものもある。よく確認して設定するようにしよう。

 

実際に使ってみて

① SkypeやZoomと比べるとタイムラグがなくて使いやすい

②音楽向けのツールなだけあって音質や出入力などの管理がしやすい

無線LAN(ポケットWifi など)は遅延が多くセッションは難しい印象を受けた。

やはり安定してセッションを楽しみたいなら有線LANを強くオススメする。

最後に

基本的には音声のみの連携となるので、同時並行でSkypeやLINEのビデオ通話やZoomなどを使って、お互いに顔が見える状態にしてやった方が良いかもしれない。この辺りは各人の創意工夫が必要なところなので色々と試してみてほしい。