【適応障害】転職時の面接のポイント
皆さんは「適応障害」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
昨今のストレス社会の中で社会人や学生さえも「適応障害」と診断される方が非常に増えてきている。
うつ病で実際に治療を受けている患者数は約70万人。
正確な数は不明だが、うつ病の前段階である「適応障害」の患者数は
70万人よりもはるかに多いのではないかと推測される。
私の身の回りでも同じ病で休職・退職する人が増えてきたので、
今回は転職時の面接に焦点を当ててみることにする。
同じ「適応障害」がきっかけで転職を考えている人の役に立てばよいと考えている。
こんな人に見てほしい
①適応障害で休職中で転職活動をしている人
②適応障害で退職した人で転職活動をしている人
③面接でどうやって話せばいいのか知りたい人
面接時に適応障害の病歴は正直にいう必要があるか
基本的に自分から病歴を話す必要はない。
知り合いの転職エージェントいわく、もし話してしまうとどんなに優秀な人でも9割方落とされるということなので、いわない方が無難だ。
そもそも"面接"なので面接官に聞かれた範囲のことを答えればいいのだ。
だから病気を隠してるなんて後ろめたい気持ちになる必要はない。
自信を持って!
面接のケース別回答例
ケース① 「適応障害やうつ病に発症したことがあるか」聞かれた場合
極めてレアなケースだが、これはもう「はい」と答えざるを得ない汗
仮にここで嘘をついて、その会社に就けたとしてもあなたの中に大きな罪悪感が残ることになる。
また万が一会社にバレた場合、会社側から何らかの処分が下る可能性もある。
そもそも面接の時点でこんなデリカシーのない質問をしてくる会社はその場で辞退してしまっても問題ない。さっさと次を探そう。
ケース②前職の退職理由を聞かれた場合
ブランクに関係なくまずは相手に前向きに受け取ってもらえるような理由を答える。
「以前の職場では自分の能力が十分に生かせないと感じ、
もっと成長できる環境で働きたいと思い辞めました」
「これまでは〇〇メーカーのマーケティング職としてキャンペーンの企画などを担当しておりましたが、、(中略)
今後は自社のマーケティングだけでなく幅広い業種のマーケティングに挑戦していきたいと思い、〇〇に強みを持つ御社に応募させていただきました。」
など
ケース③ ブランクの期間どんなことをしていたか聞かれた場合
「何もしてない」はNG!
あなたの働く意欲そのものを疑われてしまうので自分なりに
きちんた答えを用意した状態で面接に臨もう。
〇塾講師、家庭教師 など
「元々、人にものを教えることが好きで、退職後は一時教員を目指し
免許取得のため勉強していました、、」
→引き続き教育業界で活躍していきたいという意欲を伝えられればOK。
〇貿易、ホテル、翻訳 など
「海外での起業に興味があり、貯めたお金で〇ヶ月間〇〇へ留学していました、、」
→留学そのものよりも、その経験が仕事にどう活きるのかをアピールできるよう準備しておこう。
〇WEBデザイナー
「プロボノでとある企業のECサイト作りの手伝いをしていました、、、」
→もしECサイトの収益や成果などが具体的に分かるようであれば、
そこも合わせて伝えられると良い。
このように職歴にブランクがあったとしても言い方一つで相手から良い
印象を持ってもらえる。
ただし嘘や行き過ぎた脚色はNGだ!
面接官も職務上色々な人を見てきているのですぐにバレる。
キャリアチェンジの場合は難しいところだが、自分の今のスキルが転職先の仕事
にどう生かせるのか答えられれば良いだろう。
最後に
転職活動を行う際には主治医の先生に相談しながら無理のない範囲でやっていってほしい。
病気が完治してからでいい。
「人生100年」といわれている時代。
たまには寄り道したり休んだりしたってバチは当たらないんじゃないかと思う。
自分のペースでコツコツやっていこう。